鍵
こんにちは。
東京営業所の大山です。
鍵を忘れました。
自宅の鍵です。
鍵を持たず私と子供、外出。
妻、外出、施錠。
密室事件の完成です。
それに気付いた頃、我々はドブ川で鴨を見ていました。
「鍵がない」
血の気が引くと共に硬直する私。
鴨を凝視して停止している子供。
「クソッ!いつものポッケにハンドタオルが!
鍵ではなくハンドタオルが…!
こいつが鍵があるように見せかけて…!!
…このダミーめ!!」
誰向けかわからぬ言い訳を脳内再生し、
この問題をどう切り抜けるか、冷静かつ慌てて考えました。
1. 用事中の連絡しずらい状況の妻に鍵を借りに行く
2. 用事中の連絡しずらい状況の妻に鍵を借りに行く
3. 用事中の連絡しずらい状況の妻に鍵を借りに行く
どうしようどうしようどうしよう
選択肢は無いがこんな育児丸出しの格好で行くと妻が恥をかきそうだ
…
んっ?
待てよ
その時、名案が閃き
4. 近くの親戚の家で妻を待つ
を選択したところ、偶然一回も使った事のない我が家のスペアキーがそこに!
結果、事なきを得ました。
あれ以来、あの川に行くとその時の事を思い出し、ヒヤッとします。
そして今日…
また鍵を忘れました。
自宅の鍵です。
「クソッ!今日の朝、鍵置き場に行く前に
燃えるゴミを持って出たせいで…!
ゴミに気を取られたせいで…!!
…あのデコイめ!!」
でも今日は家に妻がいるので大丈夫です。
それではさようなら。
多分、大丈夫です。
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